意外な結果が発生する(した)時に、「のに」を使います。「が」と似ていますが、「が」は対比する２つのことをつなぐのに対し、「のに」は意外な結果が発生した場合に使います。

　　　例：彼はハンサムですが、背が低いです。
　　　　　　　［いい事］　　　［悪いこと］
　　　　：彼は背が低いのに、バスケットボールが上手です。
　　　　　　　　　　　　　　　［意外な結果］

「のに」は事実にしか使えません。「ても」とも意味が異なります。

　　　例：薬を飲んだのに、治りませんでした。　→意外な結果
　　　　：薬を飲んでも、治りません。　　　　　→薬の服用を問わず治らない

名詞の場合、「だのに」ではなく「なのに」になるので、注意してください。

　　　例×日本人だのに
　　　　○日本人なのに

良い結果に感謝する時は「おかげで」を使い、悪い結果を恨んでいる時は「せいで」を使います。「せいで」を自分に使うと、「後悔」の意味になります。「おかげで」は普通自分に使いません。

　　　例：　わたしの せいで、しあいに まけました。　（後悔）
　　　　　×わたしが がんばったおかげで、ごうかくできました。

また、皮肉を込めて、悪いことに「おかげで」を使うこともあります。