国語教育の形容動詞は、日本語教育では「な形容詞」と言います。「しんせつな」「げんきな」のように「な」が付くからです。この辺のネーミングは、「い形容詞」と同じく分かりやすいです。

肯定文も否定文も「な」を省略しますが、単語を覚えさせる時は「な」を含めた形で覚えさせた方がいいです。そうしないと、後々品詞によるミスを起こしかねません。

　　ミスの例：親切の人　（「親切」を名詞と勘違い）
　　　　　　：きれい人　（「きれい」をい形容詞と勘違い）

名詞に関しては、５課で習ったとおりです。

な形容詞の場合は、「な」を省略しないことがポイントです。

「どんな人」「どんな町」「どんな国」「どんなスポーツ」「どんな料理」のように、後ろに名詞が続きます。

この課では「〜は どんな[名詞]ですか。」を練習して、次の課で「どんな[名詞]が すきですか。」を練習します。

「あかい服」「ピンクの服」のように、色には「い形容詞」と「名詞」があります。い形容詞は少ないので覚えさせてください。

少し発展させますが、２色以上ある場合、「赤と白の服」のように名詞にします。「〜と〜」の前後は、名詞でなければなりません。

複数の物・人から選択する場合「どれ」や「どの人」を使います。人に「どれ」を使うと失礼です。

ここでは導入しませんが、「どちら」は両方に使えます。