「食べた」のような「〜た(だ)」になる形を「た形」と言います。

た形をゼロから覚える必要はなく、「て形」の「て」を「た」にするだけで全てが対応しています。「のんだ」のように「で」は「だ」に、「いって」のような特別な活用も「いった」になります。簡単です。

「経験」が「ある/ない」という意味です。過去のことですが、経験ですので、「あります/ありません」でいいます。「ありました/ありませんでした」と間違えないように。

「具体的な過去の出来事」と「最近のこと」に対しては、「〜ことがあります」が使えませんので、注意してください。

　　×　２０００年にアメリカへ行ったことがあります。
　　○　２０００年にアメリカへ行きました。（具体的な事例）
　　○　アメリカへ行ったことがあります。（経験）
　　×　先週、辞書形を勉強したことがあります。
　　○　先週、辞書形を勉強しました。（最近の事実）

１３課の「本やノートなどがあります」と同じで、たくさんのことの中から、主要な２つを採り上げる文型です。動詞の場合は、今回の「〜たり〜たりします」です。

過去の時制や「〜たいです」「〜なければなりません」の場合、「〜たり〜たりします」の「します」の部分だけを活用させます。

　　昨日映画を見たり、買い物したりしました。
　　お酒を飲んだり、おいしい物を食べたりしたいです。
　　毎日料理を作ったり、洗濯したりしなければなりません。

「上がったり、下がったりします」「行ったり来たりします」のように、反対のことを繰り返し行う場合も「〜たり〜たりします」です。「あっちを見たり、こっちを見たりします」のように、動詞が同じ場合もあります。